momokotonのブログ

小さな幸せを見つける 日々の雑記

備忘録22 地獄への扉の向こうには・・・MRI体験記

前回のブログで書いたのですが 「人間ドックの 婦人科で再検査となりました」

 

そのことが とってもとっても気になりすぎて

もう居ても立っても居られない 絶体絶命の私。

 

夜も 寝られず 

食べ物は喉を通らないどころか やけ食いで体重が増加した・・・😭

 

不安と絶望が私の心の中を支配して 最悪の状況しか思い浮かばない。

 

再検査予約日まで 約1ヶ月。

そんな 絶望的な時間を過ごして 自分の人生を無駄に使うことはできない!

 

そう決心した私は 人間ドックの結果到着を待つことをあきらめ

自力で再検査へと挑むことを決意した!

 

今回は 「再検査を受けに病院へ行ってきた」・・・そんなお話。

 

婦人科の先生は・・・

人間ドックの先生が 麗しの爽やか癒し系女医様だとしたら

今回受診した婦人科の先生は それはもう めちゃくちゃ若い イケメンの先生だった。

婦人科の先生が 「若く」て「イケメン」だと こんなに気まずいのか・・・😭 

と おばちゃんという歳になって 初めて気づいた。

 

「綺麗なパンツ」を履いて病院へ行く必要はないのだが 

なぜか 「見られていい下着をつけてくるべきだったかな・・・。」と 超不謹慎なことを考えて診察室の椅子に座った。

 

蛇足だが 私が出産した時も いつも見てもらう婦人科の先生も たいてい 優しくてちょっとユーモアのきいている優しいおじいちゃんだった。

婦人科の先生は 優しくて面白いおじいちゃんくらいが嬉しいな😁と思った。

 

いよいよ診察

診察室の椅子に座り 自分の心配事を一通り話をした。

イケメン先生は 私の話からゲットしたデータを カタカタとパソコンにデータ入力しながら聞いていた。

人間ドックで言われたことを伝えたり 今年最初に婦人科で受けた血液検査等のデータなどを見せたりした後

いよいよ 診察台へ移動した。

 

この病院は 看護師さんも 若い人で あんまりいろいろな説明をしてくれないのか

診察台がある隣の部屋へ移動したはいいが どうすればよいかわからず しばしの間ぼーっと立ったままだった。

 

診察台へ座り 例のあの とても恥ずかしいポーズで イケメン先生にカーテン越しに対面することが とてもとても気まずかった。

私も そんな歳になったのね と 自分が歳をとったことを痛感した。

 

触診 エコー検査を終え 

人間ドックではできなかった子宮の細胞を採取する検査を行った。

痛みはあまりなかった。

 

一通りの検査が終わり 元の診察室へ戻った。

 

イケメン先生は あんまり詳しく説明してくれなかったけど

その場では 特に何か異常を知らされることはなかった。

 

「人間ドックで MRIを撮ってみてと言われました」と伝えると

「じゃあ 今日やって行きますか?」と なんだか おまけのように MRI検査が追加項目としてやってきた。

 

こんな経緯で MRI検査という 今まで出会ったことないくらいの強敵と 直接対決することになったのである。

 

検査着

MRI検査は もともと予約していなかったので 

約1時間くらい待合室で待っていた。

 

その後 やっと自分の順番が来て

更衣室で専用の検査着に着替えた。

アメリカの医療ドラマとかで 手術の時に来ているような 検査着だな〜」と思った。

 

紐がやっと結べるくらいのピチピチサイズの検査技に着替え

扉を出て MRI検査用の待合室のソファーに座った。

 

MRI検査用のソファーは 数箇所に分かれていて

そこに座っている人は みんな 色違いの検査着を来ていた。

 

たいてい 素敵な歳を重ねたおじさまかおばさまだった。

おじさまは 検査着が思いのほか短くて 

膝から下の方が丸見えで スースーしてる感じだった。

その様子を見ながら 着物の裾を治すように ちょっとおすましした様子で 検査着の裾を直して いつもより姿勢良く ソファーに座る余裕がまだ私には残っていた。

 

地獄の扉の向こうには

「○○番のかた〜」と呼ばれて とぼとぼとMRI検査室の扉の前まで歩いて行った。

 

「え!これ??ですか???」

MRI検査室の扉を見て 思わず 全速力で逃げ出したい気分になった。 

なぜかというと 技師さん連れられて行ったMRI検査室の扉が・・・。

まるで「監察医○○」でよく見た 解剖室にある 亡くなった人を保管しておくもの そのものだったから。 

だって だって・・・。

まるで 亡くなった人が冷凍保存される 例の保管庫?みたいな小さな小窓がついてたんだもん。

 

まさか その中に 横になって入れられたら 絶対に絶対に 無理〜😭

 

MRI検査室の扉は 金属の分厚そうな扉の真ん中に 人が一人分 寝て入れるような小さな扉がついたものだった。

 

「も も もしかして そんな中に 入らなきゃいけないんですか?」

絶対無理〜!!!!!!!!

閉所恐怖症の私。

そんな中には 1秒たりとも入っていられない。

考えただけで 生き地獄!この世の終わりである!

 

技師さんに 「怖いです〜」と伝え

中はどうなっているのか恐る恐る訪ねた。

 

技師さんは 優しい声で「中を見ますか?」と言ってくれたので

恐る恐る扉を開けて中を見せてもらうと・・・。

 

意外と 扉の向こう側は広かった。

私が 亡くなった人が冷凍保存される小窓だと思ったものは ただのフェイクだった(結局何のためについているのかはわかりません)。

「よし これなら まだ いけるんじゃない?」と まだまだ 私のモチベーションは ほんの少しだけ MRI検査を受けるくらいは残っていた。

 

地獄へ通じると思っていた鉄の扉の向こうには 白い壁の普通の部屋があり

ドーナツ型の 思ってたのと同じ MRI検査の機械が でで〜んと 置かれていた。

 

ひとまず部屋には入れた私。

「よし まだ いけるぞ!」

 

いよいよ ドーナツ型の中に入ってみる

実は このMRI検査 めちゃくちゃ音がでかいために 耳栓を渡されて 耳に装着していた。

音への対策は 耳栓でバッチリだと思った!

 

手には 昔の血圧を測る機械のポンプのような卵型の「緊急を知らせるボタン」を握りしめていた。

この「緊急を知らせるボタン」を握りしめたら 技師さんが すぐに検査を中止して 私をドーナツの中から救い出してくれる という約束であった。

 

私は 絶対 何があっても この「緊急を知らせるボタン」だけは手放してはいけない!と 強く心に誓った。

 

いよいよ ベッドのようなものの上に横たわり

ドーナツ型の中に 頭からウイ〜ンと移動が始まった。

どんどん 頭が ドーナツ型の中に吸い込まれて行くと・・・。

「すっごくせまいや〜ん!」

「天井がおでこについちゃうくらい めちゃくちゃせまいや〜ん!」

「むりです〜!」

この世の終わりが 再び 私の目の前にやってきた!

一度 検査は ギブアップ。

 

「嫌だったら すぐやめるよ」と呆れ顔の技師さんに言われたので

 

「やるのか?」「やらないのか?」

「やれるのか?」「やれないのか?」

 

もう すでに やる気も気力も何も残っていない 疲れ切った頭をフル回転して どうするか考えた。

 

「お母さんと一緒だったらやれそうです!」

私の出した答えは 心の支え 母上様に登場してもらう という 最後の切り札だった。

 

こうして 年老いた母上様は 私に呼ばれるままに

地獄への扉を通過し MRI検査室へ 招き入れられたのである。

 

いよいよ MRI検査が始まった

検査が始まるまでに すったもんだがあって どれだけ時間が経過したのかわからないのだが やっとこさ 本来の目的のMRI検査が始まった。

 

耳栓をするようになっているのが納得するほど

「ピー」やら「ゴゴゴー」やら 大きないろいろな音が 検査室に響き渡った。

 

私の検査部分が骨盤あたりだったので 今回は 頭の周りには直接音は響かなかったんだけど

工事現場のようなごう音が もし 頭の周りで鳴り響いたら もう絶対に耐え切れる自信はないなと思った。

 

「20分かかるよ」と技師さんに言われていたので

「10分で終わってください」と 心からお願いしていたので

思いのほか早く 検査は 何とか終了した。

 

MRI検査は 思っていたよりも 閉所感が強く 私の知人の閉所恐怖症の人だったら 絶対に入っていられないなと思うくらい狭かった。

 

音は 耳栓のおかげで 何とか乗り越えることができたけど

最後の最後に 振動と共に 

「ギギギギギー ガガガガガー」という音が鳴り続けた時には

もう 二度目のギブアップを迎えるかと思ったくらいだった。

 

検査の後

母上様の心強い支えのもと 頑張って MRI検査を終えることができた。

この 大ピンチを乗り越えられた自分を褒めてあげたい。

そして できれば もう 二度と MRI検査を受けたくはないなとも思っている。

 

今回の結果は 2週間ほどで出るらしい。

その時に 笑って ブログが書けるように 良い結果を心から願っている

 

MRI検査の時に使用した耳栓は 母上様の分と2人分 しっかりいただいてきた。

家に帰って 除菌洗浄したのち ありがたく使わせていただこうと思っている。



 

 

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